薬剤師からの健康アドバイス

 

2016/12/20
薬剤師からの健康アドバイス

水虫

しつこい水虫、退治は「カキクケコ」で

しつこい水虫、退治は「カキクケコ」で




この季節になると、水虫は元気よく活動し始めます。逆に言うと、水虫を退治する絶好の機会といえます。今度こそ、しつこい水虫とさよならしませんか。

水虫は男性がかかるもの、というイメージがあるかもしれません。しかし、ある研究会の調査によると、男女差はほんのわずかしかありません。女性も、恥ずかしがらずに治療しましょう。
治療の第一歩は皮膚科で診断を受けることです。自分では水虫と思い込んでいても、湿疹やかぶれ、水泡ができる汗疱など他の病気という可能性もあります。水虫だとわかれば、本格的に治療を始めます。水虫の治療に近道はありません。

次の「カキクケコ」をぜひ実行しましょう。

 

水虫の治療は「カキクケコ」

「カ」乾燥させる:
足を洗った後は、水分をよく拭き取ります。オフィスなどでは、できればサンダルなど通気性のよい履物に履き替えましょう。

「キ」きれいに患部を洗う:
足や指の間をせっけんでよく洗います。家族に移さないために、水虫の人はバスマットを家族と共有せず、専用のものを使いましょう。

「ク」薬をきちんと塗る:
薬が皮膚内に浸透しやすい風呂上がりに、足をよく乾燥させて塗るのが効果的。症状のある場所だけでなく広く塗ります。

「ケ」ケースに応じて薬を選ぶ:
1
日に3回塗るタイプや1回でよいもの、液体、軟膏、パウダーなどさまざまなタイプがあります。医師や薬剤師に相談しましょう。

「コ」根気よく続ける:
かゆみが治まっても、菌はまだ生きています。途中でやめないで、少なくとも1カ月は薬を塗り続けましょう。