薬剤師からの健康アドバイス

 

2016/12/20
薬剤師からの健康アドバイス

お腹の中からメタボ対策「食物繊維」

第六の栄養素といわれる食物繊維は

第六の栄養素といわれる食物繊維は、便秘予防だけではなく、腸の中のコレステロールを吸着し、排泄することでコレステロール値を低下させる、糖の吸収のスピードを穏やかにして血糖値の急上昇を抑える、噛みごたえがあるので満腹感が得やすく食べ過ぎを予防できる、など、メタボ対策には欠かせない作用があります。毎日の食事で、不足しないようにしましょう。

 

(1)主食を変える毎食食べる主食で食物繊維を取るのは最も効率的な方法です。雑穀、麦ごはん、玄米、ライ麦パンなど、食物繊維の多い主食を取り入れましょう。

(2)野菜を加熱して食べるブロッコリー、かぼちゃ、ごぼうなど、生で食べにくい野菜は食物繊維が豊富です。加熱すればかさが減るのでたくさん食べられます。

(3)和食中心の食生活にする海藻やきのこ、芋、豆など、和食の食材には食物繊維が豊富に含まれています。

(4)果物を食べる甘いお菓子の代わりに果物を食べましょう。11個程度が適量です。